シン・ゴジラネタバレ感想その2 発生可能上映会と島本先生の話も

長くなりすぎちゃったのと色々つめすぎて疲れたので分けた感想その2

今回は感想とともに島本和彦先生と発生可能上映会の話もしようと思うよ!それ入れたせいですごく長くなった!!

前回まではこちら

シン・ゴジラ観てきました!ネタバレ感想!
武蔵小杉付近でゴジラが暴れるっていうんで期待してたシン・ゴジラ。 評判もかなり良いし、北海道が誇るアツい漫画家島本和彦先生は吠えてるしで期待...

今回もぶっちぎりでネタバレなのでまだ観てない人は劇場行ってから見て下さいね!

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ゴジラが一時停止・内閣総辞職ビーム後

ゴジラ無双が収束し、ゴジラは休眠状態へ。

内閣の人は全滅してるしってことで主役の矢口さんが先頭にたって色々。

コネと言うコネを使って色々やってます。

しかし「まずは君が落ち着け」って言ってる俳優さん。

松尾諭さんって言うらしいんですが、全然知らなかった・・まあドラマとか最近一切観てないので知らない人いっぱいいるんですが、あの役がもっとシュッとした人だったらBLのフラグが立ちまくって冬のコミケはそればっかになってたんじゃね?

と思う役どころなんですが、なんかモッサイ。

モッサイのが官僚的にすごいリアル!変にそういう人気が出ないように調節したとしたらすごいな!と思いました。実際そういうのいらないからな。作ってる人いそうだけど。

ココらへんで出てくる工場とかが前にインタビューで言っていた昭和電工の工場なのかな?とか、海外に情報を流す代わりに解析を手伝ってもらう見たいなシーンのフランス人の教授みたいなのがいるのが川崎のLiSEなのかな?とか思ったりして見ました。

そんで矢口の演説シーン。

アツイところです。

感動ポイントなのかもしれないけど、どうもジオン軍の演説ネタとか入ってんじゃないかなとか邪なことしか考えられないひねくれた私・・・

もしそういうネタがぶっこまれてるなら誰かおしえて下さい。

爽快感がすごい攻撃!と思いきや割りと地味な決着?

最終判断のために危険な場所に自ら赴き、最初の総理のグダグダぶりを吹っ飛ばすかのように責任ある判断をバシバシするあたりは爽快でしたね。

しかしあの総攻撃してるシーンで流れてる曲!

きっとなんか昔の怪獣物の曲なんだろうなーと思いまいしたが、「宇宙大戦争」っていうのの宇宙大戦争のマーチってやつのよう。

ある意味あの場に全くそぐわないあっかるーいサウンドで、知らない人にとっては「???」

ってなるところですが、怪獣映画ファンにはもう涙が止まらないシーンなんではないでしょうか。

私としては鉄オタじゃないけど結構鉄道好きな方なので、在来線無人爆弾で超萌え

やーーーあんなのやっちゃいけないんだろうけど、映画だからこそできるっていうのもあるし、鉄オタは狂喜乱舞?だろうし、攻撃の爽快感も半端無かったですね!

ニヤニヤしてみてました。

高いビル?に設置されてる対策本部のあたりをゴジラレーザ―がびゅんびゅんしてるのが超シュール

あれが一閃するだけであそこ全滅ですが・・・

命がけだぜえ!!!ってことですよね。

特殊車両の薬剤投与は地味・・・地味なのに被害甚大。

というかこの映画の一番気になる点はこの地味な結末な所・・・

あまり暴れもせず、表情も変わらずごくごくイッキなゴジラさん。

最後ちょっと立ち上がって、ダメか!?いや、固まった―!って感じなんだけど、そこまでが注入何%!ってのを数字で見るだけなので本当に地味・・・

それまでの在来線無人爆弾アターック!とかビル倒して足止め!とかの爽快感から比べるとなんか、え、アレで終わりなんだ・・・ってのがありますね。

まあ、代替案も出せないんですが、もうちょい薬が効いてる演出があったらわかりやすくてよかったのかなあとも。

まあ、科学的にこういう物質をこういうのに効かせたらこうなるんだよ!ってのがあるのかもしれませんが。

謎は謎のまま でもそれでいいと思う

最後に放射能の半減期とかの説明がちょろっとぶっこまれてるのが説明的すぎるのも気になりますが、尾頭さんの最大のデレシーンだからいいのか?説明しなければいけない事を説明しといた!って感じですね。

エンドロールは伊福部昭の昔っぽいゴジラのテーマがそのまま流れてます。

胸アツですね!ネットでよく言われてましたが、J-POPのかる~い音楽がかからなくてよかったんじゃないかな。愛とか勇気とか友情とか君と会いたくてーとか言われたら冷めちゃうからね。

エンドクレジット後のゴジラのしっぽのことはあまり深く考えたら負けだと思います。

庵野さんだもの。

意味深に終わらす事が生きがいみたいな感じだもの。

みんなが考察すればするほど思う壺ですよ。

考えるネタをぶっこんでくれたってだけで、正解はどこにもないし、今後続編もなく、何も明かされる事がなくても私は全然驚きません。

アレってどういうことだと思う?って映画館を出た後みんなが語り合えるように入れてくれた演出ってことでいいんじゃないでしょうか。

そもそも博士って海で何してたの?(入水自殺?ゴジラ復活の儀式?自分がゴジラに取り込まれた?)とか、色々謎があるけれど、それが謎のまま何一つ明かされなくてもそれでいいと思います。

それを考えて自分なりにいろんな決着をつけるのが一番幸せなんじゃないでしょうか。

思考力のない人は考えるのが面倒で与えられるものを受け取るのでいっぱいいっぱいでしょうから、あんな意味わからない部分がある映画なんて・・・って言いそうですけどね。

1回だけならってゴジラを引き受けたっていう庵野さんなので、次回作は無いか別の監督が撮る可能性もあると思います。

その監督が撒いてもらった種を育てて収穫するもよし、庵野さんがやるなら一作目からこのネタ仕込んでたんだよーと使うもよし。でも庵野さんがやったら結局また違う謎が残って永遠に回収されないとは思いますがね。

そんな感じで、謎が残る点については私は全然問題ないと思っているのでした。エヴァで鍛えられすぎたのか・・・

発生可能上映会の流れがアツ過ぎた

シン・ゴジラの話題といえばやはり島本先生の話です。

TVでも発生可能上映会の様子が流れてましたが、庵野さんがちょっと出てきて3分で売り切れて欲しかったって言ってたってだけの報道になっていました。

それじゃあダメだろ!!!!大事な部分が何も伝わってない!!!

島本先生もTVには写ってるんですが全然紹介されてなくて、TVはアホだなーと思いました。

島本先生は「炎の転校生」「逆境ナイン」などアツイ漫画でお馴染みの人です。

今でも私の育った札幌で漫画を描いてらっしゃいますが、ツタヤとかダスキンのフランチャイズをしている人の跡継ぎなため、ツタヤの店長してるとかダスキンに午前中はいるとか以前かいてありました。今もどうやら会社に常駐しているとのこと。でもガンガン漫画描いてます。すごい。

最近だと「アオイホノオ」が柳楽優弥で実写ドラマ化されてて知ってる人も多いかも?

庵野さんとかとは大学の同級生。勝手にライバル視してたとか言われてるけど、庵野さんの方も面白い人間として認識してた様子。

そんなお二人ですが、島本さんがシン・ゴジラを観て「庵野……オレの負けだ……」ってつぶやいた所からこの話は始まります。

この辺りのツイートで私が一番面白かったのはコレ↓

ゴジラを札幌の劇場で見たという島本先生。

ツイートの中で、劇場で終了後スタンディングで拍手したと書いているのですが、

それとまた別の人が

っていう流れが自分的には最高でした。何だこれ。島本先生アツすぎです。

ツイート内容や周りの反応、同人誌の発売・発生可能上映会などの詳細は長いけどこちらに色々まとめて載ってますので一読をオススメします。

でもこれだけ見てもよくわからない人向けにさらっと解説すると、自身の青春回顧録と言ってもいい「アオイホノオ」とかでも周りの漫画家などに対してちょっと上から目線でどんなに人気の作品でも負けてないと思っている(自虐であって、偉そうであればあるほど面白痛い所です)島本先生が負けを認めてる!ってところから始まります。いや、負けてないんですが。

そして8月14日のコミケで急遽「庵野やめろ!俺より面白いものを作るんじゃねえ!!」って表紙の「アンノ対ホノオ」って本を出すことに。

コミケでこういう本を出します‼︎…勝ち負けの真実を伝えるために‼︎…そしてシン・ゴジラを観て、どういう態度をとったら良いのか、どう打ちのめされるのが正しいのか、細かく手ほどきするために‼︎ pic.twitter.com/4ftjdKinaQ

そんで、これがコミケでまさかの大人気

売り子が半端無く売るのが早いことでも有名な島本先生のブースが大行列で今年のコミケの一大ニュースとなります。

コレじゃ足りないから増刷しろっていうスタッフさんに懐疑的だった先生でしたが、もう勝手にやれって増刷させても結局昼頃に売り切れ・・・

ここまでの流れはこっちのほうがわかりやすいかな

ウラシマモト待機列がカオス「西の半分を占めスタッフも最後尾を見失う」 #C90

そんな中、庵野さんの会社株式会社カラーから

島本和彦さんの願いを叶えるために、庵野秀明が東宝にお願いし、実現したそうです!

って話が。ギャーってなる先生。実はその前に

周りの「特撮に対して一言二言持っている」人間を集めて映画館に行き、シン・ゴジラ観ながら「ああ〜‼︎やめろ庵野‼︎俺の上を行くな〜‼︎‼︎」と崩れ落ちるまさにあの心境を味あわせてやりたい‼︎いや、味わってもらいたい‼︎

みたいな事言ってたのを拾われた様子。おそろしや!

島本先生は札幌在住。今年の豊平川の花火行きますか?って聞かれて、家族はいくけど自分は仕事しなきゃならんと言ってるのですが、ちょうど帰省中でその花火大会に行ってゲリラ豪雨で泣いた私としてはとてつもない親近感・・・。

コミケのために上京して、おそらく14には帰る予定だったのに15に設定されている上映会(笑)ツイートの中で密かに13に出来ないか!?って言ってるのがリアルです。

この上映会、先生には3時間前だかに知らされて、7分で売り切れてしまったので、先生は席が取れなかった様子。

結局席は東宝の人が慌てて参加して普通に抑えたようで、ある意味公平だけどこれでいいのか?といぶかしがる先生。

で、7分で売り切れたってことは全然自分のこと知らない人ばっかで突然叫んだり出来ないアウェイじゃないか!ということで当日どう振る舞うかものすごい悩む先生のツイートを見ると、実際気を使う人なんだろうなあと思います。

で、結局当日は東宝の人と打ち合わせしたのか、上映が始まる前に島本先生が登場。

自分と庵野さんの関係等を丁寧に説明してから掛け声の練習をしていたそう。

そんな説明しなくても会場には上で売られているウラ・シマモトの本を持っている人もかなりの数いた様子。ちゃんとみんな「見せてもらおうか、庵野秀明の実力とやらを!」ってガンダムネタで叫んだ様子。これもツイッターでフォロワーさんに言われた事をそのまま実現させててすごいなあと思います。

上映も大盛り上がりだったようで、上映後また登壇した島本先生。

「俺たちはみんな、庵野に負けたんだ!」とか言ってる島本先生に、シン・ゴジラ初日の舞台挨拶にすらこなかったというのにサプライズ登場する庵野監督。

アツすぎる。

ライブの様子もちらっと観ましたが、握手した状態でみんなに写真を撮らせてくれるお二人。

もういい?って聞くと「まだー!」って叫ぶお客さん。楽しそうです。

最後にプレス向けの写真撮影をした時にはみんなゴジラのがおーってポーズしてるんですが、最初は庵野監督も同じカッコしてたけど、もっと胸はって!とか言われてもピンときてなかった庵野監督に「庵野はウルトラマンのポーズ!」って島本先生が言ってあの写真になったそうで(笑)

実際にその場にいたわけではないですが、ネット上からでも仲の良さを垣間見れて本当に面白かったです。

そんなわけで、シン・ゴジラ大成功の裏には結構な割合で島本先生の動きの影響があったのでは?と思っているくらい面白いこの流れ。

アツい心を確認したうで再度映画を見に行くのもいいかもですね!

今ならアオイホノオの漫画を無料でちょっと(といいつつ結構)読めるフェアをサンデーうぇぶりってとこでやってますよ!今は第二弾で最初からじゃないけど面白い!!!!ぜひ試し読みを!

サンデーうぇぶり絶叫企画 ホノオVSアンノ

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