ロカボロカボって、最近テレビで言ってるの知ってますか?
つい先日WBS(ワールドビジネスサテライト)でもロカボ食品が取り上げられていましたが、その時出ていた北里大学の山田先生を見て、あ!この人知ってる!と私は叫んでしまいました。
ロカボ=ローカーボハイドレート=低糖質のこと
メタボに合わせて縮めたって感じの造語ですね。
ロコモ(ロコモティブシンドローム)とかメタボ(メタボリックシンドローム)とか新しい単語がいっぱいですが病状とかではなく単に糖質が低い、制限されているという事を表しています。
結局なんだロカボって、何をどうすりゃいいんだ!という点を今回はまとめていきましょう。
ロカボって何にどういいの?
ロカボとは端的に言ってしまえば糖質を抑えると言うことです。
糖質は砂糖はもちろん、ご飯やパン等にも沢山含まれており、主に体を動かす燃料として使われます。
糖質を制限することで、急な血糖値の上昇を抑えることができ、糖尿病や高血圧等の予防・改善が期待されています。
また、糖質を抑えると結果的にカロリーも抑えられるため、ダイエットにも有効です。
今までも糖尿病や高血圧の治療としてカロリー制限を指導されていた人や心がけていた人も多いと思いますが、糖質制限では基本的にはあまりカロリーのことは考えないようです(下の山田先生の推進するロカボの場合)
もちろんカロリーの摂り過ぎは良くないのですが、これまでのカロリー制限のように美味しい物を制限して生きていくというのはなかなかに辛く、挫折しやすいものだというのはよくわかります。
それに対して最近広がりを見せて来たのが糖質を抑えたロカボ食品です。
美味しい物はなるべく美味しいまま食べられるように、糖質を体に吸収されない希少糖などに替える等、色々な工夫をすることによって糖質を抑えています。
先ほど書いたWBSの番組ページによると
ロカボは生活習慣病などの予防効果が期待されるほか、タンパク質や脂質の摂取制限がないことが特徴で、若い女性や中高年に支持されています。こうした消費者の糖質制限への意識の高まりもあり、「糖質オフ・ゼロ」の食品市場は年々拡大しています。江崎グリコは今年2月に麺の糖質を40%オフした冷凍麺のラーメンを発売。今後、麺以外に菓子にも“ロカボ商品”を展開する予定です。タクシー会社「日の丸交通」では去年からメタボ気味や、血糖値が高いドライバーに対し3ヵ月間ロカボを推奨。前回は糖尿病と関係が深い「ヘモグロビンA1c」の値がドライバー15人の平均で、0.9ポイント低下し、インスリン注射と同等の効果が出ました。
引用元http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/newsl/post_113364/
ということで、大手コンビニ(ローソンやセブン-イレブン等)でも新商品にロカボ商品がどんどん増えて行っているようです。
ロカボの推進をしている北里大学の山田先生の本の話
そう。実は私、テレビで見る前からこのことを知ってました。
もともと体重がかなりヤバイメタボ予備軍の旦那さんと、ついに健康診断の結果が肥満域に入ってしまった娘・・・
そしてその二人に料理を作ってる私(出産後体重6キロ増)
これはヤバイと色々なダイエットの本を読んでるんですが、その中に北里大学の山田先生の本がありました。
私が読んだのはこの本↓
アマゾンで中身がチラ見できるので、冒頭何ページか読んで貰えばわかるのですが、このWBSにも出ていた北里大学病院の糖尿病センターの先生、山田先生が提唱しているロカボ(この本では糖質制限ですが)のやりかたが無理せず出来て良さそうだと思いました。
基本的にはカロリーを制限するのではなく、糖質に気をつけて献立を作るということで、この本に載っているのは本当に普通の料理ばかり。
ただし、それを材料をちょっと買えたり、砂糖の代わりにエリスリトールやパルスイート等を使う事で糖質をおさえています。
ボリュームも結構あるし、最後には低糖質のおやつまで載っているので、軽い気持ちで糖質制限を始められる良い本だと思います。
特に糖質制限と言うとすぐにご飯抜き生活をする人がいますが、私はこれにはちょっと懐疑的。
糖分を抜きすぎる弊害にも気をつけなければならないと思っています。
この先生はご飯1杯は基本的に食べる事を基本に献立を立てているので、低血糖や変に栄養がかたよる心配もないので、自分の親にも安心して勧められます。
下の方にこの先生の著書を幾つか並べてみましたが、タイトルを見るだけで何を言っている人か結構わかりますね。
うちで実際に取り入れたロカボ
というわけで、この本を読んで、よし!うちでもやるぜ!と思ってやったことがコレ
エリスリトールを使う事
エリスリトールとは、果実等に含まれる糖で、希少糖の一つですが、体内で糖としては吸収されないので、血糖値を上げることが無いとのこと。
本の中ではエリスリトールのほかにもアスパルテームやパルスイート、シュガーカット、ラカントS等も紹介されていたのですが、一番混じりけなく、ほかの危険性が何もなさそうなエリスリトールにしました。
エリスリトールで検索すると人工甘味料の危険性という感じのページばかり出てきますが、基本的にそこで述べられている危険性のほとんどは「甘味に慣れすぎるともっと甘みを求めて逆に太る」とか「糖質を全てエリスリトールに置き換えると、必要な糖分が取れず、膵臓が疲弊するので結局インシュリンの増大を防げない」とか言った事です。
普通にご飯を食べて、普通の味付けのための砂糖を置き換える分には全く問題無く利用出来ると判断しました。
買ったのがコレ。1キロ1000円切るくらいです。
砂糖だと思うと高いのかもですが、糖質制限するぞ!と思うとそんなに高く感じないかな?
大体もともと砂糖をあまり大量に料理に突っ込んだりしないので、1キロそんなにすぐすぐ使えませんしね。
超丁寧にエリスリトールがどういうものか、砂糖に対してどのくらいの割合で使えるのかが書いてある紙が入ってました。
コレによると砂糖大さじ1杯に対してエリスリトールは1.4杯入れないと同じ甘味にならないとのこと。
大体1.5倍くらいと言う事でしょうか
今までと同じ容量で使うと甘さ控えめに使えます。
エリスリトールを利用してコーヒーゼリーを作ってみたり、豚の角煮や煮物等の普通の料理に使ったりしてみましたが、特に砂糖と変りなく使えます。
そのままエリスリトールを舐めてみるとちょっとひんやりした感じ
キシリトールのように冷涼感があると書かれていた通りです。
ロカボ商品はこのような希少糖を使って作られることで糖質を抑えた物で、これからもどんどん増えていきそうです。
人間おいしく感じるものは糖分・脂肪分・塩分が多いもの。
どれも摂り過ぎは健康に影響があります。
糖分についてはエリスリトール等を利用する等して量を減らしてもおいしく感じる事ができるので、無理なく糖質を抑える事ができます。
今後もこのような低糖質食品が増えていきそうなので、賢く利用したいですね。